祇園祭に着る藍染腹掛は?

腹掛けという言葉を聞いて真っ先に思い浮かべるのは金太郎が着ている赤くてお腹に金と書かれたものでしょう。
確かに幼児用の下着として用いられたのはあのひし形の腹掛けですが、大人が着るものは同じ言葉で表現されますが幼児用とは形もデザインも全く異なるものです。

お祭りの時に成人男性が黒や濃紺の前掛けのようなものを付けていますよね。あれが大人用です。
日本の祭りの中でも有名な祇園祭りでも祭礼衣装として腹掛を着用した男性をたくさん見かけるでしょう。
伝統のある祇園祭りの中で着用される腹掛には日本の伝統技術がたくさん込められています。

例えば江戸時代から続く職人の技により腹掛のあの黒や濃紺に色を出すためには何十回と染め上げられた藍染を使用しています。
また購入しようとしてそのサイズに戸惑った人も少なくないと思います。
腹掛のサイズ表記は江戸時代から変わらないので、1尺8寸、2尺2寸などと表記されています。
ちなみに一尺8寸で約58センチですが、どこの部分が58センチなのか現代人では感覚として分かりにくいのでお店で実際に身体に合わせて購入するといいでしょう。

腹掛は作りがしっかりしているため結構いい値段がしますが、やはり祇園祭で着るとなると多少高くてもいいものが欲しいと思うわけです。

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