腹掛の発祥は金太郎腹掛にあり!
腹掛けという言葉を聞いてもその意味を説明出来ない人も多いと思いますが、金太郎がつけている赤いひし形の布と言われたらイメージしやすいと思います。
今では端午の節句や祭りなど特別な日しか目にする機会がない腹掛けですが、江戸時代ぐらいまでは普通に下着として庶民の間で着用されていたのです。
お腹に掛けるから腹掛け、もしくは腹当てと呼ばれるようになったそうです。
別名「寝冷え知らず」なんて呼ばれている地域もあるようです。
腹掛けのデザインはいくつかあり、一番シンプルな作りは金太郎が着ているような4本のヒモがついていて、それを結ぶタイプの四手式、それ以外では下着として着用するのではなく、はんてんの下に着るために背の部分も同じ布でタスキになっているタイプのものがあります。
これは職人が仕事着として着用していた腹掛です。
作業しやすいため大工やとび職、庭師や酒やコメなどの商人など幅広い職種で着用されました。
ただしよく似ていますがお腹に物入れがついているタイプは腹掛ではなくどんぶりと呼ばれる別の衣服に分類されます。
その後腹掛は明治にかけ西洋文化が急速に広まり、洋風の下着が使用されるようになった事で日常では着用されなくなりました。
腹掛の歴史を知る事で市民の文化の変化を知る事が出来るのですから面白いですよね。
- 腹掛の選び方
- お神輿を担ぐ時の腹掛と鉢巻は?
- お神輿を担ぐ時の子供の腹掛は?
- お神輿を担ぐ時の刺繍の腹掛は?
- 下着としての腹掛は?
- 肌着としての腹掛は?
- 腹掛はなぜ着用したの?
- 祇園祭の腹掛は?
- 祇園祭に着る腹掛は?
- 祇園祭に着る藍染腹掛は?
- 子供が金太郎腹掛を着る理由
- 金太郎腹掛と五月人形
- 腹掛の発祥は金太郎腹掛にあり!
- 人力車の腹掛とは?
- 人力車の腹掛はドラえもんのポケット?
- 人力車の力量は腹掛を見るとわかる。
- 諏訪の御柱祭の腹掛は?
- 御柱祭の腹掛とは?
- 諏訪の御柱祭の腹掛に刺繍をいれるの?
- 浅草の三社祭りの腹掛は?
- 三社祭りの腹掛はネットで買うの?
- 太鼓を叩く時の腹掛とは?
- 太鼓を叩く時の腹掛サイズ選びは?
- 太鼓を叩く時の腹掛着方・脱ぎ方
- 飛脚の腹掛はなぜ着るの?
- 飛脚の腹掛
- 飛脚の腹掛は制服?
- 腹掛の歴史
- 昔の人はなぜ腹掛を着たの?
- 普段着として腹掛を着たの?
- 腹掛とどんぶりはちがうの?
- 腹掛をどんぶりと呼ぶ理由
- 腹掛とどんぶり
- 腹掛の下は何も着ないの?
- 腹掛の下は裸なの?
- 腹掛の下には肉襦袢か鯉口シャツ
- 腹掛と注染鯉口シャツ
- 腹掛と江戸小紋鯉口シャツ
- 腹掛の型紙や作り方は?
- 手作りの腹掛は?
- 腹掛の自作は?
- 藍染の腹掛とは?
- 藍染の腹掛が高額な訳
- 藍染の腹掛の洗濯方法