諏訪の御柱祭の腹掛は?

諏訪の祭は別名御柱祭りと呼ばれ日本の三大奇祭の一つです。
諏訪の祭りは他の祭りとは異なり毎年開催される祭りではありません。

7年に1度、山の中から御柱を16本切り出して、それを神殿に運び、柱を更新するという大掛かりな作業を祭りの最中に行います。
そのため祭りは2ヶ月間も続き、丸太の上に人が乗ったまま坂道に落としたり、川を渡るなど危険と隣合わせである事も有名で
丸太の上に人が乗り、坂道を落ちる場面などTVで中継されているのを見た事がある人も多いかもしれません。

とにかく諏訪の祭りは大掛かりな作業をするわけですから、祭りの衣装が重要なポイントです。
腹掛けなら江戸時代には大工や火消などの職人が仕事着として着用していたものですから、大掛かりな作業にも腹掛けは適した衣装だと言えるでしょう。
腹掛けの特徴は機能性が優れている点にあります。とにかく腹掛けは動きやすく丈夫です。
祭りの最中はたくさん汗もかくので腹掛は汗を吸収しやすい綿で仕立てられています。
また2ヶ月と長期間の間に何度洗濯しても色落ちしないのは、腹掛は藍染で何度も何度も繰り返し十数回以上も染色されているからです。

腹掛には昔の人の知恵と工夫がたくさん詰まっていて、いま作業着として見た時にも現代の洋服の機能性にも負けず劣らずのレベルだと言えるでしょう。
江戸時代から着用されてきた腹掛が今なお着られているのもすごいですよね。

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