諏訪の御柱祭の腹掛に刺繍をいれるの?

諏訪大社の御柱祭りを知っていますか?
この祭りは奇祭として有名なお祭りで、奇祭と呼ばれるのは7年に1度大社の柱を交換するために10トンを超える重さの大木を、2ヶ月かけて人力で運ぶ祭り内容が他と比べて変わっているからだろうと思われるかもしれませんが、実は奇妙な噂がある祭りなのです。

この祭りは平安時代にはすでに開催されていたと書物に記録されています。
ただ平安時代は日本には魔物がいたと考えられていた時代です。
天災や疫病が広がるたびに、神様に対してお供え物が必要だと考え、人身御供なんて事も行われていた時代がかっての日本にはありました。
そもそも御柱とはモミの大木の事だったのでしょうか?
人柱だったのでは…という説があります。

太い綱を引く祭りの参加者はみんな揃いの腹掛けを着用しています。
雪解けの水で身を清める必要があるため水温10度の川に飛び込む際にも腹掛けは着用したままです。
腹掛けにはお腹を冷やさない役割もあり、暑さにも寒さにも適応出来るという点でも腹掛けは御柱祭りには欠かせない衣装だと言えるでしょう。

刺繍を入れて揃いの腹掛を着用する理由は昔は無法者的に祭りに乱入する若者を排除するために
腹掛=祭りの正当な参加者であると一目で区別するためだったようです。

今は一般参加者にも門戸が開いていますし、揃いの腹掛を着る事で統一感で祭りの見栄えが良くなる、団結力が高まるという理由でしょう。
しかし腹掛の役割を知る事で祭りの本質を覗き見る事が出来て興味深いですよね。

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