藍染の腹掛とは?

腹掛けは藍染で作られているものもございます。
藍染は藍を染料として作られた染物です。
藍染の特徴は色褪せしにくいため丈夫で長持ちするので、腹掛けが江戸時代には庶民の間で仕事着として使われたのも納得ですね。
ただし染めた直後は色落ちするので、購入後そのまま腹掛けを着用すると鰐口シャツや皮膚に藍染の染料がついてしまいます。
着用前に一度腹掛けを洗う事を忘れないで下さい。

そして一度着用した後もしばらくの間は洗う度に腹掛は色落ちを繰り返しますが、これは色褪せしているわけではありません。
その後落ち着き、綺麗な濃紺の藍色の状態が長くキープされるので、一年に一度祭りの際に腹掛を着用し親から子へ引き継ぐ家庭もあるのではないでしょうか?

祭りには地元の人の活躍が欠かせません。
親の代、親の親の代…とずっと地元で地に足をつけて生活をする。
転勤や転居が多く田舎や地元を持たない人が多い日本人にとって祭りとは、地元力を高める円滑油のような存在なのかもしれません。

江戸時代には多くの藍染が行われ増したが、藍染には伝統技術が必要でまた手間もかかりコストも高くなってしまいます。
現在でも着物や浴衣、祭りに着る腹掛などは藍染の染物で作られているものがたくさんあります。
藍染めのものは少し高いと思われるかもしれませんが、伝統的な祭りに参加する時には伝統的な藍染めで作られた腹掛を着たいと思うのです。

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