藍染の腹掛が高額な訳

藍染めの腹掛けは濃紺の色がキレイで格好いいけど値段が高いと感じる人も多いかもしれません。
なら藍染めの腹掛けの値段が高くなってしまうのかというと、商品は見えない部分に見える部分の何倍もの手間と時間をかけているからです。
藍染めの場合は植物の染料で染料自体を作るのにも手間ひまとコストがかかってしまいます。
それに加えて染色する際にも手間ひまとコストがかかっているのです。

あるお店で売られている藍染の腹掛けは染色を数十回と繰り返し作られたものです。
1度や2度で染色すると思っていたのでその回数に驚きましたが、その腹掛けの深い色合いを見て丁寧に作られたものだと実感しました。
伝統工芸品というと大げさに聞こえてしまうかもしれませんし、そもそも腹掛はその形を見ても分かるように高級品ではありません。
江戸時代の庶民が仕事着として着用していたものですが、当時と同じように作ろうと、伝統を守ろうとすると現代ではコストがかかりすぎてしまうのでしょう。

ただ腹掛に関しては布の面積もそう大きくありませんから、藍染めの着物や浴衣だとちょっと手が出せない金額になりがちですが、腹掛だと1万円前後で購入する事が可能です。
もっと激安で三千円前後で販売しているケースもありますが、それは藍染めではない腹掛になるため色味が異なる全く別物の商品だと言えるでしょう。

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