藍染の腹掛の洗濯方法

腹掛けは江戸時代から庶民の間で着用されていた衣服です。
ただ現代は西洋文化で洋服を着るのが一般的になったため祭りなどの特別な時以外は腹掛けを着用する機会はありません。
しかしめったに腹掛けを着用しないからこそ、失敗しないように腹掛けの洗い方をマスターしておきましょう。

腹掛は藍染で作られているので普段の洋服とは全く異なる手入れをしなければいけません。
ハレの日である祭りの日に着る腹掛ですから粋に着こなしたいですよね。
そのためには正しい洗い方をする事で藍染特有の粋な風合いになっていきます。
まず絶対にしてはいけない事は洗剤を入れて洗濯機で洗う事です。
藍染めに洗剤を使用してしまうと化学変化が起きてしまい、藍染めはその綺麗な黒い色が落ち、変色し紫っぽくなってしまいます。

正しい洗い方をした場合は黒の色素は抜けても藍染本来の風合いが出て、新品よりも少し色落ちしたぐらいが格好いい状態になるのです。
正しい洗い方を紹介したいと思います。まず購入したら着用前に洗濯をして下さい。
この時洗剤は入れずにすずぎを2回繰り返します。お湯やお風呂の残り湯は利用せずに冷たい水で洗います。
そして脱水機には入れずに軽くしぼり陰干しするようにして下さい。
藍染の腹掛は購入後2年ぐらいは色落ちするので他の洗濯物と一緒に洗わないようにして下さい。
せっかく日本の伝統技術を使った藍染の腹掛を購入したのですから、長く愛用出来るように正しい洗い方を心がけましょう。

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