太鼓を叩く際の藍染股引って?

太鼓を打つときの祭り衣装として股引がありますが、藍染の股引の場合、気をつける点がありますので紹介をいたします。
それは、着用前・着用後に必ず洗濯をする必要があることです。

また、洗濯方法は必ず手洗いで行うことが基本となります。
漂白剤や酵素入り洗剤で洗濯をしてしまうと脱色、色むらの原因となり、本来の藍色が出なくなります。
そして、股引を干すときはよくシワを伸ばし裏返しで干すと良いです。
決して直射日光で干すことは避け、陰干しをする必要があります。
直射日光は日焼けの原因になります。

太鼓は叩くだけでかなりスタミナを消費する作業ですので、汗がとても出ます。
洗濯をする前に着用してしまうと、汗により接している皮膚が真っ青になってしまいますので注意が必要です。
また洗濯済みだからといって安心すると、大変な目にあうこともあります。
洗濯してからしばらくは、摩擦でも色がついてしまいますので、他の衣類と一緒に洗濯しないようにしてください。
一緒に洗濯すると他の衣類が真っ青になるので、必ず股引だけで洗濯をしてください。
ただし、股引と腹掛けは同じように色落ちするように一緒に洗うと、良い色るのでお勧めです。
藍染の股引は使えば使うほど本来の色合い、風合いや雰囲気が出てきますので、使い込むことが重要となります。