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地下足袋と安全靴の違いは?

近年、アベノミクス経済政策の効果もあり、冷え切っていた日本経済に明るい兆しが見え始めています。
このこともあり、都心部を中心にオフィスビルや商業施設などの建設が進んでいます。
駅前の商業ビルも建て替えで、工事が進んでいます。
工事現場で働く人の数も非常に多く、機械化が進んだ今日でも人による作業は欠かせないことになります。

工事現場ではヘルメットに作業服、安全靴を身につけた人とシャツにボンタンスボン、地下足袋(「たび」)を履いた作業者を目にします。
安全靴は生産現場の作業ラインで働く人も履いている靴ですが、物が落下して足に当たっても大丈夫なように、靴のまわりを鉄板で覆われた構造となっています。
その分、安全靴は普通の同サイズの靴よりも大きく重くなってしまいます。
また、靴底も釘や切りくずなどを踏みつけても、底が貫通しないようかなり分厚く作られています。

工事現場において作業服を着た人は、現場を指揮監督する人になります。
大抵は現場の下などにいるため、落下物に留意する必要があり、安全靴を履いています。
しかし、高所で作業する職人は建物の骨組みなどの状態で作業を行うため、重い靴では作業に負担がかかるばかりか、万一、事故の際に素早く身の安全を確保できるだけの身のこなしができなくなってしまいます。
このため作業に携わる職人の多くは、安全靴ではなく「たび」の一種である地下足袋を履いています。

地下足袋は古くから工事現場で働く職人が「たび」として履いているもので、高所での作業を安全にかつ効率よく働くことができる履物となっています。

 

建設で働く職人や植木職人、林業職人などの職人の方は、地下足袋と呼ばれる「たび」を履いています。
地下足袋を履く職人に共通することは、足場の悪い高い所での作業をするところにあります。

例えば建設現場で働く職人は、足組だけで作られた所で作業を行います。
また、植木職人や林業職人は、高い木の上で伐採などの作業を行います。
こうした足場の悪い高所では足下が滑りやすく、安定しない所になります。
地下足袋などの「たび」は自分の足にしっかりと身につけるため、足場の状況が「たび」を通じて直に足に伝わってきます。

建設現場の足組はねじだけで組み立てられていますので、ねじが劣化することもあり足組が壊れてしまう事故があります。
地下足袋を履く職人はこうした足組の状況をいち早く察知して、事故を防がなくてはいけません。
同様に木の上で作業する職人も何時木が折れてしまうことがありますので、木のしなり具合を察知する必要があるのです。

もし、こうした職人が工場や工事現場で履かれている安全靴を履いたとしたら、安全に作業を行うことができなくなってしまいます。
安全靴は確かに落下物が靴に当たってとしても、安全靴なら怪我をしなくても済みます。
しかし安全靴は「たび」と比べて非常に重い上に、踏んでいる所の状況を足に伝えにくい構造となっています。
このため足場の悪い所で安全靴を履くことは、かえって安全ではなくなってしまいます。
安全靴もたびも使う場所によって適材適所がありますので、しっかりと見極めてからどちらかを選ぶ必要があります。

地下足袋と安全靴は、日本の建設現場には必要不可欠なものとなっています。
現在では工事現場に限らず、あらゆる所で安全靴も地下足袋も浸透しており、それぞれの役割の所で使われています。
安全靴も地下足袋も日本古来から伝わるものと思いがちですが、どちらも全く異なる文化と歴史を辿っています。

たびの発症は平安時代に遣唐使が漢王朝から持ち帰ったことによるとされています。
当時の日本では家屋内では素足で暮らすのが普通でしたが、漢王朝から伝わったとされる「たび」を貴族らが家屋内での履物として使われるようになりました。

当時の建築物は加工技術が確立していなかったため、所々に切り後が残っていました。
もし素足で切り後を踏みつければ、怪我をすることになりますので、足袋により快適に暮らすことができるようになったのです。
その後、江戸時代になり職人の間で「たび」を改良して外で使う「たび」として地下足袋が作られるようなり、現在に至っています。

対して安全靴は、19世紀のイギリス産業革命によって作られたとされています。
産業革命により、これまでの木工工業から鉄を主体として金属工業に変革しました。
金属工業となったことにより、鉄が足下に落下して怪我をすることが増加したため、靴を鉄を覆い被せて落下物から足を守ることが行われました。
日本においては、昭和の時代になってはじめて安全靴が取り入れられましたが、現在のように多く普及するまでには生きませんでした。

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