雨用雪駄の選び方!

雪駄は通常の靴のように足を覆う形状ではないため、雨や風の影響を受けやすい特徴があります。雨天時には直接雨を肌で感じる事となり、不快な思いをしてしまう事もあります。湿り気を溜め込んでしまうと、カビや傷みの原因にも繋がってしまいます。こうした事態を避けるために、雨用雪駄を買っておきましょう。上の部分を覆うカバーが付いている製品が主流で、これなら雨が降っていても中に入り込まないように出来ます。地面と接する裏面の部分にも別のカバーが付いており、これによって大きく種類が分かれます。安価な商品であれば、形にこだわらない平らなものがあります。少しクオリティを求める場合には、底が下駄になっているカバーを選ぶのも良いでしょう。底を臨時的に下駄状にすれば、水たまりに浸かってしまった時でも水跳ねを軽減させられます。また、滑り止め加工を施したものもあるので、高齢の方は転倒防止のためにも使うと良いでしょう。ただ、取り外し可能なタイプとそうでない一体型タイプがあるので、その点には注意しましょう。一番良いのは、雨天用の雪駄と通常の雪駄で2点を常に所持しておく事です。それぞれの特徴を存分に活かせるように、使い分けをする事も大切なのです。

雨用の雪駄は靴底の形状に注目して選んでみましょう。カバーとして覆うのが特徴の雨用雪駄ですが、靴底が平行で直線的な形をしていると、踵部分が劣化しやすいデメリットがあります。格安の製品だとこうした商品があるのですが、やむを得ない時以外にはなるべく手を出さないようにしましょう。踵部分が損傷してしまうと歩きにくいのはもちろんの事、転倒の恐れもあります。なるべく緩やかなカーブを描くと言った、歩くのに不便のない形をしているカバーを選びましょう。丈夫な製品であれば即席物ではなく、長く重宝する事も出来ます。また高級な商品では、靴底が前面ウレタン樹脂を使っているものもあります。玄関や道路等に滑りやすい箇所がある場合ではかなり重宝します。足腰の弱い方や転倒の経験がある方は、こうした特殊加工を施した雪駄を購入しておきましょう。このウレタン製の雪駄はただ転びにくいと言うだけではなく、内部にまで水分を浸透させにくいと言ったメリットもあります。水たまりに浸かる事があっても、靴の中に水が染み込まないため乾かす手間が省けます。また、通常のカバーであれば水が侵入した時点でカバーの中に溜まってしまいます。しかし、ウレタン加工であればカバーのように覆っていないので、中に水が入って不快な思いをする事もありません。

雨の日や雨上がりに雪駄を履くと、水が足に掛かる事があります。裸足であればまだ良いのですが、足袋を履いている場合にはジメジメして気持ち悪い思いをしてしまう可能性があります。それだけでなく、泥跳ねによって汚れが付着する恐れもあるので、カバーの付いた雨用雪駄を選びましょう。カバーが付いていれば、寒い日の冷たい風を避けるためにも使えるので、風の強い日には防風の目的でも使えます。足元に冷え性を抱える方の味方にもなるので、自身の健康状態に応じて使うのも一つの方法です。そうした方は、特に風の影響を弱めてくれる厚手のカバーを選びましょう。厚さにもかなり種類があるので、この辺りはしっかり確認して下さい。また、踵部分の形状にも注目しましょう。通常のサンダルのように平らな形になっていると、歩行に難が生じる事もあります。この部分が斜めにカットされている雪駄を選べば、水の跳ねを軽減させる他、歩きやすさも向上します。雨用雪駄には高い製品もありますが、このように細部までこだわって機能が作られているのです。雨の日にしか使わないからと高を括らず、多少はコストを惜しまない気持ちを持つ事も大事です。大体価格が4,000円程度であれば、並以上のクオリティが期待出来るでしょう。