腹掛と注染鯉口シャツ

職人が身に付けている腹掛けですが、その下に着るものとしては、鯉口シャツ、股引、足袋で揃えるのが一般的です。
特に最近では腹掛との相性の良い鯉口シャツのバリエーションが増えてきました。
自分好みの柄をチョイスしたり、グループで絵柄を合わせたりなどして、組み合わせを楽しみましょう。

中でも江戸の昔から伝統である注染という技術で染められた鯉口シャツは粋です。
特に、藍色で染められた注染は藍色の腹掛とよく合います。
注染は、型置き、そそぎ染め、水洗い、乾燥、仕上げの5工程から成ります。
型置きは染めない部分に特殊な糊を付けていく工程で、何度も糊を重ね塗りします。

次にそそぎ染めという染めの工程に入ります。
湿度や温度、染料の種類によっても発色や染み具合が変わってきます。
二つとして同じものが出来上がらない、だからこそ今なお愛され続けるのです。
次に染料や糊を落とす水洗い、乾燥、仕上げという工程で進んでいきます。

和柄の注染は腹掛けと相性抜群です。
また、目標に向かって前進するという意味を持つトンボ柄は、縁起物として腹掛の下に着るのもいいです。
腹掛が藍色ならば、鮮やかな色の注染も目を引きます。
子ども用の鯉口シャツもありますので、親子のペアルックで腹掛スタイルを楽しむのも乙なものです。
また、子ども用にキャラクターをデザインした鯉口シャツもありますので、腹掛スタイルでお出掛けするのもいいでしょう。

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