金太郎の腹掛って? その1
日本人なら昔話の金太郎の事を知らない人はいないでしょう。
金太郎はまさかりを担いで熊に乗って、ひし形の赤い腹掛けを着ている元気な少年です。
子供の日に飾る五月人形も金太郎がモデルになったと言われています。
現在は腹掛けを着用させる家庭は少ないと思いますが、昔の日本では乳幼児に着せてきたためその腹掛け自体を金太郎と呼ぶ事もあったそうです。
きっと着用させる事で金太郎のように元気で強い男の子に育ちますようにという願いがあったのでしょう。
また昔話の金太郎にはこんな説があります。
腹掛姿は鍛冶の象徴で鉄文化を手に入れた事を意味しているのです。
鉄文化によって農具は飛躍的に生産性が向上し、コメが豊作になる。
つまり国の繁栄の話だというわけです。
そのまで深読みする必要はないのかもしれませんが、豊かで食べ物に困らないようにという願いも込められていたのかもしれません。
つまり腹掛は縁起がいいものと考えられているのです。
そのため現在は腹掛を着用する家庭はないと言いましたが、それでも金太郎の腹掛は初節句のお祝いや出産祝いなどのお祝い事にプレゼントされる事が多いようです。
乳幼児が赤い腹掛を着ている姿は見ているだけで微笑ましいですよね。


- お神輿を担ぐ際の腹掛って?
その1 - お神輿を担ぐ際の腹掛って?
その2 - お神輿を担ぐ際の腹掛って?
その3 - 季節によって腹掛は変えるの?
その1 - 季節によって腹掛は変えるの?
その2 - 季節によって腹掛は変えるの?
その3 - 祇園祭の腹掛とは?
その1 - 祇園祭の腹掛とは?
その2 - 祇園祭の腹掛とは?
その3 - 金太郎の腹掛って?
その1 - 金太郎の腹掛って?
その2 - 金太郎の腹掛って?
その3 - 人力車の腹掛って?
その1 - 人力車の腹掛って?
その2 - 人力車の腹掛って?
その3 - 諏訪の祭の腹掛とは?
その1 - 諏訪の祭の腹掛とは?
その2 - 諏訪の祭の腹掛とは?
その3 - 浅草の祭の腹掛とは?
その1 - 浅草の祭の腹掛とは?
その2 - 浅草の祭の腹掛とは?
その3 - 太鼓を叩く際の腹掛って?
その1 - 太鼓を叩く際の腹掛って?
その2 - 太鼓を叩く際の腹掛って?
その3 - 飛脚の腹掛って?
その1 - 飛脚の腹掛って?
その2 - 飛脚の腹掛って?
その3 - 普段着としての腹掛
その1 - 普段着としての腹掛
その2 - 普段着としての腹掛
その3 - 腹掛とどんぶりの違い
その1 - 腹掛とどんぶりの違い
その2 - 腹掛とどんぶりの違い
その3 - 腹掛の下には何を着るの?
その1 - 腹掛の下には何を着るの?
その2 - 腹掛の下には何を着るの?
その3 - ☆腹掛の下には何を着るの?
その1 - ☆腹掛の下には何を着るの?
その2 - ☆腹掛の下には何を着るの?
その3 - 腹掛の型紙や作り方は?
その1 - 腹掛の型紙や作り方は?
その2 - 腹掛の型紙や作り方は?
その3 - 藍染の腹掛とは?
その1 - 藍染の腹掛とは?
その2 - 藍染の腹掛とは?
その3