腹掛とどんぶりの違い その1
腹掛けとは祭りの際に鰐口シャツの上に着用する黒い衣服です。
では腹掛けとどんぶりは同じものなのでしょうか?
それとも違うものなのでしょうか?
腹掛けという言葉で調べると腹掛け(どんぶり)と表記されているので同じものだと解釈している人も多いようです。
しかしながらよく似たものですが、腹掛とどんぶりには違いがあります。
その違いは腹部に幅いっぱいの物入れがついているものをどんぶりと言います。
つまり物入れのありなしで腹掛なのかどんぶりなのか区別するということです。
祭りで着用される腹掛には物入れは必要ありませんが、もともと腹掛とは大工や左官、とび職人、魚やコメ、しょうゆなどの商人が仕事着として着用したものですから、仕事道具を入れるのに物入れがあった方が仕事をしやすいと後からつけられるようになったのかもしれませんね。
「どんぶり勘定」という言葉は今でも使われますが、この言葉はどんぶりを着用した職人が仕事の休憩中にご飯を食べて、会計をする時に財布を持たずにどんぶりの中にお金を入れてそこから支払っていたところから生まれた言葉のようです。
商人の仕事着でもあったので商人はキチンとお金を把握してそうですが、言葉からも当時の生活習慣を知る事が出来るのは面白いものです。


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