お祭り用品の橋本屋鯉口シャツお神輿を担ぐ際の着る鯉口シャツとは?

お神輿を担ぐ際の着る鯉口シャツとは?

大きな掛け声とともに担ぐ神輿は、迫力があり、お祭りの醍醐味の一つです。
絢爛豪華に作られた神輿は重量があるため、担ぐのにも体力が必要です。
怪我をすることがないように、神輿に適した服装をする必要があります。

神輿を担ぐ際のスタイルとしては、鯉口シャツ、股引、腹掛、地下足袋を合わせるのが定番です。
鯉口シャツは体にフィットしたものを選び、七分丈の袖口にたるみが出ないものを選びます。
裾は股引の中に入れるのが通常です。
鯉口シャツの上には腹掛を着ます。
腹掛けも鯉口と同じく、体に沿うものを選びます。
特に首元や脇にたるみがあると不細工です。

無駄のないスッキリしたものを選ぶことで、スマートに着こなせるだけでなく、動きやすく怪我も防げます。
地下足袋はしっかり地面を踏みしめることができますので、滑りを防ぐことができます。
また、隣とひしめき合いながら担ぐ神輿は足同士がぶつかったり、隣の人の足を踏んでしまったりすることもあるので、こういう場合にも地下足袋は安全です。

この上に半纏を羽織る場合もありますが、夏祭りは暑さが厳しいのであまり向いていません。
また、鯉口の色や柄を楽しむことができるのもこのスタイルの良さですし、動きやすいさもあるので、神輿を担ぐ際には半纏を羽織らないスタイルの方が向いていると言えます。
神輿を担ぐ際に着る鯉口シャツの歴史は古く、江戸の頃は体を動かす職人の仕事着として着用されていました。
大工や火消などは職業柄体を動かすことが多いため、柔軟性があり、汗を吸収する鯉口シャツがとても合っていました。

特に注染という手染めで作られたものは吸収力に優れていたようです。
その名残で今でも注染染めの鯉口が作られ、激しい動きで汗をたくさんかく神輿の担ぎ手の間で広く着用されています。

注染染めは一つ一つ職人の手作業で作られています。
染料は布の表から裏まで染み渡るため、布の芯までしっかり染まり、裏表のない仕上がりになります。
また、裏まで染まることで柄の発色が良く、丈夫で色褪せもしにくくなります。

神輿を担ぐ際には激しい動きで布ずれするので、丈夫な鯉口は重宝します。
注染は染める過程でにじみが生じることがありますが、それがまたプリントにはない風合いを醸し出します。
プリントに比べ多少高価ですが、一着仕立てれば長く使うことができます。

神輿は神様の乗り物とされています。
神聖なる神様の御霊を入れた神輿を担ぐというのは、光栄なことで、身が引き締まります。
心を静め、清めた体に鯉口を纏い、神輿を担ぐという大役を果たしましょう。

女性だけで構成される女神輿ですが、男性に負けずとも劣らない威勢の良さとカッコよさがあります。
そして何より女性ならではの衣装は見るものを楽しませてくれます。

男性と同じように、白い晒に法被をさらりと羽織ったシンプルなスタイルは粋です。
もう少しお洒落を楽しみたい方は、色や柄のバリエーションが多い鯉口シャツが良いでしょう。
男性用は和柄中心のものが多いですが、女性用は桜、薔薇、牡丹などの大輪の花を一面にあしらったものや、生地にラメを織り込んだものなど、一味違う鯉口シャツが楽しめます。

鯉口と合わせて手ぬぐい(鉢巻)を楽しめるのも女性ならではです。
鉢巻の結び方も頭を覆ってしまうものから、ねじり鉢巻きのように結ぶものまで、様々です。

神輿を担ぐ際のヘアスタイルはアップにした方が安全ですし、全体的にスッキリまとまります。
前髪をポンパドールにしておでこを出し、アップにした髪の上に鉢巻きをキュッと締めるとカッコよくきまります。

メイクを楽しめるのも女性の特権です。
女性らしいピンクやオレンジ色の鯉口に合わせて、カラーのアイラインを引いたり、ラメを散らしたりすると、一層華やかです。

神輿は団体で担ぐものなので、仲間同士で衣装を合わせると、より一層目を引くことでしょう。