壮大な神輿祭りは、見応えが十分あり神輿の担ぎ手の息づかいまでが伝わってきます。
最近は、女性神輿も盛んに行われており、男顔負けの激しい神輿伝いがなされています。
大人の神輿祭りもいいですが、子どもの祭り神輿も微笑ましくとても心が和んできます。
昔は、大人神輿と対で子ども神輿も盛んに行われてきましたが、近年では子どもの数が少ないうえに祭り以外の娯楽が溢れているため、祭りに参加しない子どもが増えてしまっています。
子ども用の祭り用品に至っては昔よりも断然豊富に揃っており、しかも色々なデザインのものを選ぶことができるようになっています。
股引きにおいても子ども用の股引きが用意されており、大人と同じ綿やアクリル製の無地のものもありますが、子どもらしく流行のキャラクターがプリントされた股引きがあります。
最近では女神輿があるように、女の子も祭りに参加するケースが多くなっていることから、女の子用にピンクや赤色の股引きがあります。
子ども用の股引きは祭り以外にも防寒用として着させることができるほか、そのまま履いていても大人の「ももひき」とは違い、全く違和感のないものとなっています。
最近では、子ども用として普段着用の股引きも販売されています。
女性用の股引きには特徴があります。
股上が深いものと、ふくろはぎから袖口にかけて細くなっているものとに股引きが分かれます。
一般的に売られている股引きをはくことでウエストの部分が、かなりダボダボになってしまうと思います。そして反対にお尻の部分がきついと感じてしまうものです。
このようなサイズのものを着用すると、うごきづらくなってしまうほか違和感を感じてストレスになります。
女性には骨盤の位置を含めてお尻の大きさもかわりますので、股引きもその大きさに合わせて履くことができる女性用のものがあります。
女性の体にしっくりくるサイズで作られているので、違和感無く着用できる股引きになります。
反対に女性用の股引きを男性が着用する場合もありますが、男性の場合ではかかとが先の部分に入らない場合があります。
すごく細身の男性でしたら女性用でもフィットすることもあるかもしれません。
女性用に作られている股引きの特徴は、骨盤とお尻の大きさに考慮して作られているものなので、どの女性の人にも違和感なく動きやすくはけるものになっています。
また、お尻の部分はちょうど良いのにかかとがなかなか入らないといった女性もいますが、そうした袖口の狭さなどは、お店によって仕立て直しをしてくれますので購入時に相談してみた方が良いと思います。
ももひきというのは、両方の股をとおして履くものをいいます。
室町時代に言われていた「ももばき」が変化してできたことばがももひきになります。
昔は男性用のももひきしかありませんでしたが、現代では女性用のももひきも売り出されています。
脚の形に合わせるようなつくりになっていて、お尻の部分に余裕をもたせたマチの部分があります。
おしりの部分は深く割れていて、股で繋がった部分を前にして履きます。
両端に紐がついているので、その紐を前で合わせて縛る形になります。
女性用のももひきは、男性と違って骨盤にかけておしりの部分が少し大きめにつくられているのが特徴になっています。
全体的に腰を包み込むように作られているので、見た目にはぴっちりはいているような感じに見えますが、実際にももひきをはいてみると違和感がなく、動きやすいものです。
脚の丈も短くなっているところと、足首が詰まった感じが特徴です。
これは、近年お祭でよく見かける服装ですが昔は職人と記しとして多くの職人たちが着用していたものになります。
また、ももひきは祭り用に使われている言葉だけではなくズボン下というものも「ももひき」と言われています。
股から下を細く見せるような形になっていて、これに合わせて着用するものが半纏や腹掛けといったものになります。