股引の洗い方って?
安い価格の股引きであれば特に洗い方にこだわる必要はありませんが、藍染め加工をしてある股引きは、洗う時に注意しなければならない点がいくつかあります。藍染め衣服は、その染め物と言う特徴から色落ちする特徴があります。そのため、他の衣類と一緒に洗濯機の中に入れて洗うと、色移りしてしまうのです。これを避けるために、股引は個別に洗ってあげるのがまず基本となります。もちろん、同じ藍染めをした衣服であれば一緒に洗っても構いません。洗濯機で洗っても大方問題はないのですが、股引の繊維を傷付けさせず大切に扱いたい方は手洗いが推奨されています。手洗いは優しく丁寧に、絞り過ぎないように行うのがポイントです。水の中に浸けると言うのも、当然避けて下さい。股引を洗濯機で洗う場合もいくつか注意しましょう。まず、洗う際にはネットに入れて、脱水を控えめに行うようにしましょう。手洗いの時と同じく、水を出す行為はなるべく避けて、自然乾燥で蒸発させる方法を取りましょう。洗濯完了後には洗濯機のなかに入れっぱなしにする事がないように気を付けて、すぐに干して下さい。激しい汚れやシミが付いているとついつい強力な洗剤や漂白剤を使いたくなってしまいますが、これらは厳禁です。股引はシンプルに通常の洗剤のみを入れて洗い、汚れが落ちない時にはクリーニング屋さんに相談しましょう。
藍染めの股引きは、日本で古くから伝わる伝統の製法で作られています。その色の美しさと魅力から、今でも使い続けられていますが、洗い方には特別注意を払わなくてはなりません。藍染めの股引きと言うのは、製造の過程で複数回に渡って染める作業を繰り返し行っています。しっかり着色がされているのですが、逆に水に浸けると少しずつ色が落ちてしまいます。そのため、脱水には気を付ける必要があります。個人で難しいと感じたら、クリーニング店へ出向くのも一つの方法です。お店では、染め物系の衣類を脱色させないように、優しく洗い上げる仕組みを取り入れている所もあります。対応はお店によるため、事前に電話で可能かどうか聞いてみましょう。職人技でしか出来ないような方法で洗えば、美しい見た目をずっと保つ事が出来ます。家で洗ったけど思ったように汚れが落ちない場合も、相談する価値があります。無闇に漂白剤などを使うと、大幅に色落ちしてしまう恐れもありますので、無理をせずプロに任せる方法も覚えておいて下さい。そうは言っても、股引の洗い方は実は水だけでも十分です。汚れの量に応じて少し洗剤を加える程度で洗えば大抵は綺麗になるので、ほぼ水だけで洗うように認識しておけば十分です。
藍染めの股引きに泥はね等の酷い汚れが付いてしまうと、どうしても洗剤を大量に入れて洗おうと思ってしまいがちです。しかし、こうした行為は色を落としやすくしてしまうだけなので、なるべく辞めて下さい。洗剤を入れて洗濯機で回す前に、手洗いで股引きの汚れを落としてしまいましょう。もちろん、そのまま手洗いだけで終えても構いません。まずは手を使って水に触れさせながら、汚れを取り除いて行きます。しかし、股引きにはこれだけで簡単に落ちる汚れとそうでない汚れがあります。特に、白や淡い色をした股引はどうしても汚れが目立ってしまいます。この汚れを落とすには、柔らかいブラシを使って擦ってあげるのが最適です。強く擦るのは厳禁ですが、意外とこれだけで股引の中に染み込んだような汚れもかなり落ちてくれます。多少技術が必要とされる繊細な作業でもあるので、高級な股引の場合は万全を期す意味でもクリーニングのお店等に頼んで下さい。意外とブラシを使った処置は効果があり、乾いた状態で使う方法もあります。例えば、数時間祭りに参加しただけでほとんど汚れが目立たないような場合には、洗わずそのまま保管する事もあります。この時には例え洗わずとも、ブラッシング処理でホコリや表面の汚れを取ってあげる事が大切です。これだけでも、今後発生し得るカビやシミを防ぐ事に繋がります。
