股引のサイズ選び方!

ぴったりとフィットした見た目でお馴染みの股引きですが、サイズを間違えると見た目がカッコ悪くなってしまう事もあります。ただでさえピチピチと張りのある作りになっているため、小さ過ぎると動きづらくなってしまいます。大きさを決めるには、股引きを履いた時の長さが一つの指標になります。裾がくるぶしを隠さないくらい、ちょうど上に来るぐらいの長さがジャストサイズです。股引の裾が長いと、地下足袋の中に入れこむのが難しくなるデメリットもあります。足の大きい方や不快感を覚える方は、大きさにゆとりを持たせたズボン式の股引きを買う手もあります。カーゴパンツや作業ズボンのように楽に履けるので、着脱にも苦労しません。外見は大きく変わりますが、最近ではこの手の股引きを選ぶ人も意外と増えて来ていますので、それ程異色に映る事はありません。ただ、小規模なお祭りや地方によっては、タイトな履きこなしが重視されている事もあります。ピチピチの股引に慣れない内は不快な点もありますが、体のスタイルが如実に表れるので、自分の体の良さを表現出来るメリットもあります。若い方はダボダボなズボンタイプの股引を選びがちですが、通常の小さめに作られた股引は、スタイルの良い若い人達だからこそ着て欲しい衣装です。

股引に慣れ親しんでいない人からすると、独特の小さな履き心地には違和感を覚えがちです。これは伝統的な基本サイズとされていますが、若者は特に不快感を覚えて嫌がってしまう人がどうしても出て来ます。そうした不快感を覚える人達は、普段のサイズよりもワンサイズ大きめの股引きを選ぶと良いでしょう。しかし、これだとゆとりによる解放感は得られても、股引きの丈が長くなる問題が生じます。裾を縫ったり足袋に無理やり入れ込まなければならなくなる事もあり、サイズをただ大きくすれば良いとは言い切れません。そこで、選びたいのがズボンタイプの股引です。普段履いているような、リラックス系のゆとりある股引きとして履けるため、近年ではかなり普及するようになりました。小さな子どもを中心に、若年層からお年寄りにまで人気があります。普通の股引だと、紐で括らなくてはならないと言う面から、その不便さが嫌われる側面を持っています。しかし、ズボンタイプなら腰周りをゴムで調整出来るようになっているため、着るのにも難がありません。紐を結ぶ事に慣れていない方にとっても、解けてしまった際のリスクがないので、かなり快適です。紐で縛らなくても腰周りが安定するので、途中で脱げるような心配がなく、子どもに着せるには持って来いの商品です。

足の大きさや太さはまさに十人十色で、意外と人によって大きな違いがあります。特に差異が激しいのが、太ももまわりで、時点でふくらはぎと言えるでしょう。正確なサイズの股引きを選びたいなら、この太ももまわりのサイズを測るのが最適です。お店にもよりますが、股引のももまわりに関してのサイズ情報が表記されているので、そちらを参考に決めてみて下さい。身長や体重等の簡易的な情報のみで決めてしまうと、やはりサイズ違いになるケースがどうしても出て来てしまいます。丈はちょうど良くても、太ももが大きすぎて突っ張ってしまうようなケースもよくあります。女性の場合は、生物学的にもヒップ周りが大きい特徴があるため、ヒップのサイズから決めるのも良いでしょう。ちなみに、女性の体系に合わせて製造された専用の股引きも販売されています。大きな特徴は、先述したお尻周りの大きさと、裾部分の細さです。この細さがあるかないかで、股引きの外見の美しさも変化しますので、オシャレに着こなしたい方は裾のサイズ感も見ておきましょう。あまり小さいサイズの股引を選ぶと、脱ぐときに苦労してしまうので、無理をせず程良いフィット感のサイズを選んで下さい。股引は洗濯して履いている内に慣れてくる面もあるので、多少のキツさはあってしかるべきと言う事も忘れず、適切なサイズを選択しましょう。

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