江戸一股引の特徴
江戸一はお祭り衣装の大手メーカーで、長い間親しまれている老舗会社の一つです。ショッピングサイトやお祭り用品店でも、よくこのメーカーの股引が仕入れられており、信頼感のあるメーカーとしても有名です。江戸一の股引は、その名前からも分かるように江戸時代から伝わる製法やデザインを重視しています。特に股引が頻繁に使われていた時代の良さを最大限に活かした製造を行っているため、元祖の雰囲気やクオリティが受け継がれています。お祭り衣装としても非常に粋なものが多く、本格的に股引きを着回したい方にとってはピッタリなメーカーです。この会社のルーツの歴史を辿ると、今で言う消防活動時の作業服にまで遡ります。当時は防護服のようなものがなかったため、軽装で汚れにならないものが主流でした。当時の股引きは、火消し・火事装束とも呼ばれ、勇敢な仕事人として履きこなす男らしい一着だったのです。その装束が今でも引き継がれ、今日の祭りに活かされていると言うわけです。晴れ着姿としてアピールする意図がデザインに取り入れられる事もあり、今で言う和風の柄物が、昔の火事装束として愛用されていたと言う経緯まであります。今日にも通用するような、洗練されたデザインやシルエットが股引にあるのはそのためなのです。
股引と言えば、サイズ選びが難しいとよく言われており、初心者の方はこの点で頭を抱えてしまいがちです。江戸一の股引なら、腿の大きさに合わせて詳細なサイズ選びが可能で、自分の足にしっくり来るものを見つけられます。几帳面な方や、過去にサイズ感で悩まされた方なら是非、江戸一の股引を試してみて下さい。江戸一股引きのサイズは、一番小さなもので相型と呼ばれるサイズから始まり、20種類以上もの大きさが用意されています。小・中と言った名前から、中フト・大特フト等と呼ばれるような細かなサイズ名で分けられており、半ばオーダーメイドのような感覚で決められます。サイズは太ももまわりを測る事で選択するので、より理想のサイズに近い股引きが購入出来ます。参考情報に身長もあるため、太もも周りと照らし合わせながら決めるのがコツです。小さなサイズは、身長で言うと大人でも140p台からあり、最大で190cm台まで選択可能となっています。女性用の股引きがある事も大きな強みとなっており、性別による体の特徴に合った股引きが買えるようになっています。注文の際にはサイズの名前を伝える必要があるため、サイズ表をしっかりチェックしてから注文しましょう。
江戸一の股引きはその品質の高さにも定評があり、確かな技術で縫製された生地は使い心地抜群です。股引きにおける縫製の違いは着心地や見た目・耐久力にも影響するため、この違いが大きな価値を生み出しています。価格は他の商品に比べて少し高めになりますが、間違いのない確かなお祭り衣装としての評価は非常に高くあります。補強されたの縫い方としても有名な、刺し子と呼ばれる編み方の股引きも取り扱っており、他の会社では作れないような丈夫な製品を生産しています。更には高級な藍染め製品もラインナップに用意されているため、高品質で高級な股引を取り扱うお店としての知名度も高いメーカーです。江戸一の藍染めは10回を超える回数で染め上げられているため、とても濃い色が中までしっかり染み込んでいる一級品です。最近では、こうした伝統的な衣装だけでなく、レディースや若者向けの商品も増やす動きも見せています。ピンク色の可愛らしいものや、個性的でありながらポップな印象を持った、選ぶのが楽しくなるような柄の股引が満載です。シンプルな色も魅力がありますが、この機会に江戸一でデザイン性のある股引を選んで、楽しく着こなしてみるのも良いのではないでしょうか。
