高い股引と安い股引はどこが違う?!

見た目がどれも同じようなイメージもある股引ですが、実はバリエーションは意外と豊富です。股引きは色やデザインは似通ってはいるものの、細かく見て行くと素材や構造の違いが見受けられます。主にこれらの点の違いによって、価格にも違いが出ているのです。素材は基本的に綿の製品が多いのですが、価格が上がるとポリエステルやポリウレタンと言った化学繊維を使用している場合もあります。伸縮性や発汗性を考えた製品は少し価格が上がりますが、現代風に改良した股引なので人気があります。更に高級なものになると、裏を起毛させたものやウールを使ったものまであります。盛んに動き回る人達は、逆に汗が張りついて暑苦しくなってしまいますが、そこまで動かない人は冬場が温かくて快適になります。ウールの場合は、見た目に少し光沢があるので上品な印象になります。一目で高級素材だと分かるほどなので、お神輿に乗るような人や、代表的な活躍をする方は使ってみると良いかもしれません。安い股引きだと、中国などの海外で作られたものが主流となっていますが、高級な股引なら日本の職人さんの手で作られているので安心感があります。着心地も全く違うので、気になる方は一度手に入れてみて下さい。肌触りも非常に良い股引きが多いので、とても快適に着ていられます。

どこにでもあるような量販店で取り扱っている股引きは、ほとんどは加工を施していない普通の商品です。シンプルイズザベストと言うと聞こえは良いのですが、海外産で品質が落ちたものが比較的多いのが現状です。これでは長く使い続けるのに難がありますし、お祭り中に衣装にトラブルがあると大変です。どこまで使い込む予定があるのかも考えて、安過ぎない質の良い股引きにも目を向けてみましょう。まず、祭り関連や和装の商品を取り扱うお店の中でも、独自の製法で作っているお店を見て行きましょう。すると、少し高価な股引きが見つかります。股引は体に密着する服なので、こだわりを持ってしっかり作られているものを選んだ方が無難です。小さくてタイトなサイズを履くのが粋だと言われているので、小さなサイズを選ぶ人は多いのですが、安物だと作りが荒いのでキツく感じやすい傾向にあります。良い股引きは、日本人の体形をしっかり考えて作られていますので、まず着心地からして異なります。安い股引で違和感を覚える人は、高い商品を選んでみてはいかがでしょうか。高い股引ならズレにくく、フィットしやすい構造になっているので、そのメリットにも注目してみて下さい。

股引きは体にピッタリとくっつくような見た目になっているからこそカッコイイのですが、安い股引きはサイズ感が比較的適当になっています。価格相応なので妥協する方は問題ありませんが、お尻の部分がブカブカになっていたり、足元のラインが綺麗に見えない股引きもあります。これでは締りがない見た目になるので、すぐ安物だと分かってしまいます。全体的にゆとりのある股引きも今は人気なのですが、価格が安い製品はゆとりの箇所がちぐはぐになりがちです。全体のバランスもまとまりがなく、部位によってキツかったり緩かったりと言った問題が生じがちです。高価な商品だと、最高でオーダーメイドが出来る業者もあるほど洗練されています。そこまで飛躍せずとも、質の良い股引なら履き心地が良いものがたくさんあります。期間の長いお祭りや、大きく活躍するような人達は、3,000円〜4,000円以上の股引を選んだ方が良いでしょう。もうワンランク上を行くと、刺子と呼ばれるような、こだわった製法で作られた高級品もあります。耐久性に優れ、動きやすい柔軟性も備えた股引でもあるので、長期に渡って使う予定があるなら選んでみましょう。小さくて締りのある見た目でも、伸縮性があって動きやすいのが高級製品の証です。

こちらの記事に関連するページ