股引というものは限定的な場面でしか使われません。
一般的な人が股引に触れるその多くの場面がお祭りであると思われます。
ですが祭りというのはアクティブに動き回り、祭りの内容によっては激しい動きも多く、どちらかといえば活発なイベントであるといえます。

そんな実態とは対照的に、股引というのは少々動き辛い形状をしています。
そもそも本来の股引とは昔に作られたものそのものであるので、現在の進化した衣類と比べてしまうと、どうしてもそのデメリットが色濃く出てしまいます。
ですが、現在股引にも多くのバリエーションが現れ、その弱点も克服されつつあります。

元来の股引の材料は綿のみであり、これが動きにくさの理由であるのですが、ここを大きく変えたのがストレッチ生地の股引です。
ポリウレタンを含み、伸縮性にとても優れているのがこの股引の特徴です。
イメージとして近いのが水着です。

そもそも股引は、ブカブカと余裕を持ったサイズのものを選ぶよりも、肌にピッチリとつくようなもののほうが見栄えがよく、また粋であると一般的に評価されています。
ですから、そんな股引にはこのストレッチ生地のものがより合うのです。
もちろん見た目は従来の股引とほとんど変わらず、水着ほどあからさまな感じでもありません。