太鼓を叩く際の股引って?

お祭りには欠かすことが出ない物と言えば太鼓ですが、その太鼓打ちの衣装である股引に注目してみました。
太鼓打ちは時には静かに、時には激しく演舞台を動き回るので、出来れば動きやすく窮屈でない股引を選ぶ事が重要となります。
そのため、サイズ選びがとても難しく、太鼓演目により素材やタイプを決めた方が良いと思います。

そもそも股引とは、股上部分が重ね合わせになっていて、脚部分が細く筒状になっているズボンみたいなものです。
タイプも二種類あり、ズボンタイプの股引と半ズボンタイプの半股引があります。
色も伝統的なお祭りではたいていは白色が多いのですが、紺や黒の地味なものも人気となっています。
しかし、今ではバリエーションに富んだ色や形もあり、複数人で色を統一して太鼓を叩くととても見栄えが良く見えます。

また、太鼓を叩く際は大きく足を広げる演目もあります。
その場合はストレッチ股引という商品もあり、通常の股引ではきつかった股割りが楽に出来ます。
これは、ゴムタイプの股引です。
股引の多くは紺木綿の無地に浅葱木綿の裏をつけ袷仕立てになっています。
夏用には白木綿や縦縞の単もありました。
太鼓を叩く際の股引は大人から子供、現在は性別毎に体の特長にあった股引があります。