女性用の股引

女性がはく股引き、基本的にはゆったりとはくものではなく、できればぴったりした感じで履いて欲しいものです。 股引きで座るとお尻の部分が破れてしまわないかと心配になる方もいると思いますが、簡単には破けるものではありません。 サイズ的には、かかとまでくるものではなくてくるぶしで止まる長さのものが股引きのベストなサイズです。

普段はくるぶしが隠れる長さのズボンをはいている人は違和感があるかもしれませんが、股引きはこの長さがちょうどいいのです。 このことから、股引きを選ぶときのポイントとしては足の太さと長さを見ましょう。 このサイズの表示には、太もものサイズも書かれていますのであらかじめ測ってから購入した方が無駄がなくていですね。 測る部分としては股の間の付け根からおよそ5cm下から測っていくようにしてください。 その位置の腿の周りを測ることで、自分にあったサイズの股引きがわかります。

脚の長さ人によってちがいますが、このサイズ表には身長が記載されています。 ですからこの身長を参考にしながら選んでいくと良いでしょう。 股引きに掲載されている身長と、太もも廻りのサイズが一致しているサイズが自分にぴったりあっている股引きだということです。

 

女性用の股引には特徴があります。 股上が深いものと、ふくろはぎから袖口にかけて細くなっているものとに股引が分かれます。 一般的に売られている股引をはくことでウエストの部分が、かなりダボダボになってしまうと思います。そして反対にお尻の部分がきついと感じてしまうものです。 このようなサイズのものを着用すると、うごきづらくなってしまうほか違和感を感じてストレスになります。

女性には骨盤の位置を含めてお尻の大きさもかわりますので、股引もその大きさに合わせて履くことができる女性用のものがあります。 女性の体にしっくりくるサイズで作られているので、違和感無く着用できる股引になります。 反対に女性用の股引を男性が着用する場合もありますが、男性の場合ではかかとが先の部分に入らない場合があります。 すごく細身の男性でしたら女性用でもフィットすることもあるかもしれません。

女性用に作られている股引の特徴は、骨盤とお尻の大きさに考慮して作られているものなので、どの女性の人にも違和感なく動きやすくはけるものになっています。 また、お尻の部分はちょうど良いのにかかとがなかなか入らないといった女性もいますが、そうした袖口の狭さなどは、お店によって仕立て直しをしてくれますので購入時に相談してみた方が良いと思います。

 

ももひきというのは、両方の股をとおして履くものをいいます。 室町時代に言われていた「ももばき」が変化してできたことばがももひきになります。 昔は男性用のももひきしかありませんでしたが、現代では女性用のももひきも売り出されています。 脚の形に合わせるようなつくりになっていて、お尻の部分に余裕をもたせたマチの部分があります。 おしりの部分は深く割れていて、股で繋がった部分を前にして履きます。 両端に紐がついているので、その紐を前で合わせて縛る形になります。

女性用のももひきは、男性と違って骨盤にかけておしりの部分が少し大きめにつくられているのが特徴になっています。 全体的に腰を包み込むように作られているので、見た目にはぴっちりはいているような感じに見えますが、実際にももひきをはいてみると違和感がなく、動きやすいものです。 脚の丈も短くなっているところと、足首が詰まった感じが特徴です。

これは、近年お祭でよく見かける服装ですが昔は職人と記しとして多くの職人たちが着用していたものになります。 また、ももひきは祭り用に使われている言葉だけではなくズボン下というものも「ももひき」と言われています。 股から下を細く見せるような形になっていて、これに合わせて着用するものが半纏や腹掛けといったものになります。